麦草峠
BDML企画、“麦草峠アタック2002”へ参加してまいりました。
@nak家がどのようにして麦草峠へと導かれていったのか、まあ、笑って聞いて下さいな (^^) ←いっとくさん風語りべ
自転車で「都内ぽた」をすることしか知らなかった我々二人が半年の後には「自転車de峠」族の一員になっていました。一体、どの辺りから意識の変化が起こったのやら…
- 2001年8月
週末ごとにお得意なpark & ride を楽しむ。折り畳み自転車を購入してから約1年が経ち、総走行距離は約1000kmなり。
自転車で峠に登る人々がいることすら知らなかった。
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2001年10月
ん?「バクソウ」って何やねん?!
吉田信生さん(2000年)の麦草峠レポート、にちさん(2001年)他皆さんの麦草峠レポートを目にするようになり、驚愕する。いろんな自転車の楽しみ方があるんだね。
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2001年11月
峠を走る事が無理ならば「ロングライド」を目指そうよ!
にちさん、たかさんと共に「多摩川ロングライド・140km」を走る。
この時、何故か道を見失って「戸沢峠」なる道を往復する。@nakの初峠となる。
お二人には「戸沢峠に比べたら麦草峠ってどうなの?」とうるさく聞いてしまったね (^^;
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2002年1月
お正月の「横浜ぽた」打ち上げの席で、吉田信生さんとなんとなく麦草峠を登る事を約束してしまう。う〜む。彼にはその気にさせてしまう不思議な力があるのだ。。。この出来事は後に、「おこのみハウスでの誓い」と呼ばれることになる。
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2002年2・3月
がむしゃらに走った ふたつき。
全ては初のお泊りツーリングである「名古屋キックツアー」((た)さんのレポート)の為。3日間で約200kmを走る。
箱根峠試走に連れていってくれた まきさんから、「峠を走る」為の基本的事項を学ぶ。それは今でも基本理念としてしっかり頭に植え付けられている。
まきさんには「ヤビツ峠と箱根峠はどっちが辛い?」とうるさく聞いてしまったね (^^;
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3月17日(日)
帰りの世田谷区駒沢の交差点(R246と環8)でおのひろきさんに質問する。
(た):「@nak家は麦草峠にチャレンジする資格はありますか?」
おのさん:「いやぁ、無理に走る事はないんじゃないの?」 ←無理していると思っていらっしゃる
(た):「…」 ← 私は走りたいのよぉ!でも、そんなこと言えない…
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2002年4月
BDML企画の「風張峠をめざせ!」に参加する。メーリングリストの企画に初参加のうえ、正式公認”峠”は初走行とういうことで、大変な緊張の中での挑戦となった。
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2002年6月
たか隊長にお願いをして「ヤビツ峠」に連れていってもらう。走り仲間である こぐさんとにちさんにも前後を固められ、安心して挑戦できた。最高の峠日和に恵まれて楽しんで走ることができた。「ヤビ最高〜!」
峠を走る度に「麦草峠」のスタートラインに近づきつつあるのを感じる。
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2002年7月
ついに「麦草峠アタック」の案内が発表された。いつしか「挑戦するべし!するべし!!」が家訓となっていた我が家では意外にもすんなりと参加宣言をしてしまった。
しかーし、その前に上級者コースという「鶴峠」を走破しなければならないらしい。。。ミキさん企画のこの峠、非常に辛かった〜 それでも、ヘロヘロになりつつも@nak家は走りきったのだ。すると嬉しい事にスーパーランナーいっとくさんから「麦草峠だいじょうぶだよ!」のお墨付きを頂く。その一方で 吉田信生さんの「鶴峠よりも麦草峠の方が厳しいよ。」との発言もあった。どうなのぉ〜 (^^;
そんなこんなで、不安を抱えつつアッタク当日を迎えた。
走ってみて
今は走ることが楽しくてしょうがない。
走っている最中はそれこそ、苦しくて辛くて投げ出したい気持ちでいっぱいになるけれど、がんばって走り続ければ必ず頂上まで辿り着ける嬉しさがある。
峠は私に嘘をつかない。必ずゴールを用意していてくれる。だから走りきることができるのかもしれない。
その昔、数学の恩師で「数学は嘘付かないんだよね。必ず解答があるんだ。だから数学好きさ。」と言いながらニコニコと数式を解いているような人がいた。
今の私もちょうどそんな心境のようだ。
苦しくて辛い中でも、フッと身体と気持ちが楽になる瞬間がある。それって、ランナーズハイと言うのだろうか。目の前には延々と上り坂が続くばかりだか、自分でも不思議なほど呼吸が落ち着き、粛々と、でも着実に登っていけるそんな時。「あぁ〜、楽しい。」という感情が沸き上がる。(ホントカ?ちょっと疑わしや、、、)
そして、夢にまでみたゴール(峠の看板、シンボル)と万歳して迎えてくれる仲間が視界に飛び込んでくる。
それって最高の瞬間よっ!
私はどうやら、「どっちかといえば峠好き」な人だったようです。
峠の嫌いなところ
辛い。苦しい。足攣りとの戦い。一週間前から緊張を強いられる。眠れない。お腹痛くなる。登ることをイメージしただけで脹脛がキューンとなる。夫婦喧嘩する。ご馳走にありつけないことが多い。汗が目に入る。顔も腕も足も塩(汗)の結晶まみれでじょりじょりになる。土方焼け。お化粧が剥げる(お化け)。絶対に痩せなーい!
って、嫌なところならいくつでも挙げられるかも (^^;
最後に
あの日あの時あの場所で、あのコンディション、あの仲間たちというシチュエーションが揃ってこそ安心して挑戦をし、走ることができたのだと思う。
これらすべての要素が私にとってプラスに作用していたと断言できる。
どれかひとつ欠けたならば、均衡を崩していたはずだ。それって、真の実力ではないよね (^^;
サポートして下さった参加者全員、そして応援してくれた皆がいてこそ。本当にありがとうざいました。チュッ!
2002年の夏はこんな感じ盛り上がってます (^^)
@nak(た)