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「麦草」という言葉が多く聞こえるようになった6月のBDML荒川オフにて、
その”前哨戦”としてどこか峠を登りたいね、という話がいっとくさん、おのさん、ミキさんの間で
会話されていた。その時おのさんのViewpointのストーカー役を務めていた(あ)は
その話を身近で聞いていたのであるが、まるで他人事のように聞き流していた、「まぁ好きだなあ〜この人達。」と。
その数日後、「麦草」の参加表明受付がBDMLメーリングリストで開始された。
この麦草峠走破企画は@nakにとって昨年来の大きな目標であり、今年の麦草は
是非参加したい企画であった。
そして(あ)(た)共に麦草は当然登るものだ、という思い込みもあり、かなりあっさりと参加表明をしてしまったのである。
ところが参加表明メールの送信ボタンを押してしまってから、あせりはじめた@nak。
特にここ一ヶ月はすっかり軟弱道まっしぐらな@nakが本当に登れるのかぁ〜???、と。
そんな時に、聞き流していたあの企画がメーリングリストに流れてきたのです。
こんにちは、ミキです。 さて今年も麦草の季節が巡って来ました。 で麦草峠前夜祭?な企画です。 もちろん麦草に参加しない人も参加OKです。 タイトル:「鶴峠を越えろ!」 今回は上級者コースです。人数制限は今回は設けません。 鶴峠は標高は850mと決して高い山ではありません。 ですが登る過程で15%や11%の坂があったりします。 ルート上ではエスケープルートがほとんど無いということと、 アップダウンを繰り返すため、引き返すのも楽ではないです。 まぁいざとなればバスがありますけど(笑)。 期日 :7/6集合場所:JR上野原駅・中央本線(相模湖の次の次の駅です。) 集合時間:9:00 解散場所:JR奥多摩駅・青梅線 天候判断:前日の天気予報(18:00)で降水確率40%以上の場合中止。 走行距離:60KMぐらい 走行時間:6時間ぐらい(これはなんとなくです。) 獲得標高:1650mぐらい(麦草>松原ルートとほぼ同じ) 昼食場所:コンビニで食べ物買って平野田休養村 温泉 :奥多摩駅「もえぎの湯」 ルート:上野原>522号>18号(上野原丹波山線)>139号> 小菅村>奥多摩湖>奥多摩駅 物足りない人は、高尾駅から集合場所の上野原駅までの自走をお勧めします。 大垂水峠越え有りでおおよそで20KMちょっとです。 (大垂水峠はおおよそ500Mぐらいで標高差は350Mぐらい) 比較的楽な峠です。大体1時間30分を見ておけば良いのではないでしょうか。 皆様の参加お待ちしてます。 -------- 持ち物 1) ヘルメット・グローブ (今回は必須とします。転けた時に絶大な効果を発揮します。 持ってないけど参加したい方はご相談下さい) 2) 防寒着(下り用です。雨具でもOK)雨具はお任せします。 大体100m上がる事に温度が0.6°下がります。 服装はそんな事を念頭において決めて下さい。 ちなみにミキは晴天・曇天の場合。薄手のウインドブレーカー・ 半袖シャツ(か長袖シャツ)・ 自転車用ジャージ上・短パン(膝下丈) 3) 保険証(もし事故を起こした場合の身分証明証も兼ねます。) 4) 工具・予備チューブ・携帯用空気入れライト (後ろもあると更に良いです。奥多摩に行く途中で幾つかトンネルがあります) 5)補給食ドリンクボトル・ 各自適宜に補給食を用意して下さい。
「上級者コース」という重い言葉に完全にビビってしまった@nak、 色々と躊躇していたら開催の週まで参加宣言をしないままきてしまっていた。 しかし「麦草の前夜祭」と書いてある以上、これでビビっていたら本番も危うい、ここは潔く皆さんに 実力判断して頂こうということで参加宣言!
200207turu,@nak(あ),BD-3 200207turu,@nak(た),Pacific-18 ミキさん、宜しくお願い致します。 (た)さんより伝言です・・・ 「Viewpoint出撃の噂をチラホラ伺っておりますが、 私がへばったら変わってくださいね。>吉田さん」
9:00amにJR中央本線上野原駅に集合。既に半分以上の方々は集合して走行準備をしている。 上野原なんて中央高速のインターチェンジとしての認識が強く、まさか自転車オフ会の集合場所として自転車を担いで 電車で向かうことになるとは想像していなかったのでどこか不思議な感覚で到着。 遅れて到着したいいづかさん、行きの電車内でパンク修理をしてきた(!)トレンクルの調子がどうもイマイチ(写真右) とのことで、駅前で整備、後から追いかけるとの事。出発となった。
この日の参加は 1 :200207turu,おのひろき,viewpoint(キャプテン) 2 :200207turu,いまむら,AirFriday(峠すぺしゃる) 3 :200207turu,かぜはるか,R600 4 :200207turu,桑原亮介,BD-1ti(2001) 5 :200207turu,こぐ,BD-1w (DB Spezialausfuehrung) 7 :200207turu,kit,LOOK KG381i ? 8 :200207turu,いっとく,AMANDA 9 :200207turu,小十郎,ミラノCD ? 10:200207turu,さいごん,BSM179S 11:200207turu,いいづか,トレンクル6500 12:200207turu,@nak(あ),BD-3 13:200207turu,@nak(た),Pacific-18 14:200207turu,吉田信生,viewpoint(ストーカ) 幹事:200207turu,ミキ,pocket-rocket(予定)
コンビニに立ち寄って補給食、飲料を補充。
実は上野原駅からこのコンビニまでの坂が本格走行が久し振りの@nakにはかなりキツく、
「上級者コース」の文字が頭中をぐるぐる回り、先行きに大きな不安を抱えながらの出発であった。
コンビニを後にして、国道20号から外れて522号を山中に入っていく。
登坂開始と共にいきなり傾斜15%位の坂が現れ、まだペースをつかめない一行に試練を与える。 10〜15%とかなり厳しい傾斜のアップダウンを繰り返し、いきなりアップアップ。 後続をフォローしに上から降りてきてはまた軽々と登っていくミキさんの「まだまだ序の口ですから〜」という言葉が追い討ちをかける。 (写真左)
小休憩(公式、非公式含む)を挟みながらしばらく走ったところで売店があり休憩。当初の悪天予想に反して日焼け止めが必要になる位の 日差しで気温もぐんぐん上昇。暑い中での登峠となった。ミキさんの晴れ伝説健在なり。 水道に頭を突っ込んで涼む者、アイスクリームにかじりつく者、思い思いに休憩を取る。 (写真右)
休憩後18号(上野原丹波山線)を引き続き走る。相当走ったはずなのであるが、まだまだ鶴峠へのアプローチでしかないらしい。
太陽がジリジリと照付ける中、相変わらずアップダウンが続く。アップであっても緩やかな傾斜であれば有難く思うようになる。
ダウンは心地良いと思う一方で「せっかく登ったのに!」と地形を恨む。(笑)
(あ)の前方の一枚(写真左)と後方の一枚(写真右)・・・走行中の写真を撮る余裕はここまで。
この日の「(あ)的最難関箇所」はこの時間帯・・・「勾配11%の標識」がある長い上り坂でアップアップ状態に陥る。 気合いを入れて集団から抜け出して孤独走行状態になったのがかえってアダになる。 自分ひとりになるとつい甘えが生じてしまい、途中で非公式休憩を入れてしまう。
「勾配11%の標識」を通過して緩やかに右カーブを切ったところが休憩ポイントになっていてなんとかそこに辿り着く。
思わず自転車の横にヘナヘナと座り込んでしまった。(写真左)
全員の到着を余裕のポーズで待ち構えるミキ隊長。(写真右)
日陰を探して休憩その・・・・幾つ目だ??(笑)
夏の服装はカラフルなものが多い。
小菅村に入ったところで昼食休憩を取ることにする。ここから先は約3〜4Kmで鶴峠である。 ミキ隊長の「ここからはアタックです!」の号令が掛かる。昼食といってもあまりの疲労感に珍しく食欲がない @nak。このままで鶴峠を登れるのか???
つづく・・・
July,2002-Yamanashi Japan
Canon IXY DIGITAL
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