This page contains 2 byte (Japanese) characters
ここまで峠といえば旧東海道の箱根越え(箱根峠)しか経験がない@nakにとって
次の峠チャレンジのチャンスがやってきた。
4月上旬、おのひろきさん主催のBD Mailing Listに以下のメッセージが投稿された。
今晩は、ミキです。 暖かくなってきたので、奥多摩ツーリングの企画を立ててみました。 タイトル:「風張峠を目指せ!」 期日 :4/27 集合場所:JR奥多摩駅 集合時間:9:00 解散場所:JR武蔵五日市駅 天候判断:前日の天気予報(18:00)で40%を越えた場合は中止 走行距離:60KM 走行時間:6時間ぐらい(これはなんとなくです。) 昼食場所:檜原都民の森か数馬の湯で食べます。(現場判断) 温泉 :数馬の湯(武蔵五日市駅まで25KM、バスが一時間に一本出てます) http://www.t3.rim.or.jp/~gy01-kh/kazumanoyu/ ****参加人数:多数になった場合は人数制限がありえます。***** そんな事にはならないと思いますが(笑) ====================================== ルート:奥多摩駅>奥多摩湖>風張峠>数馬の湯>武蔵五日市駅 ルート上の勾配(私の腕時計の高度計なので、正確ではないです。) 奥多摩駅>奥多摩湖(7km・平均勾配2.14%)標高差350m>550m 奥多摩湖>奥多摩周遊道路料金所跡(奥多摩側)(5km・平坦) 奥多摩周遊道路料金所跡>風張峠(14km・平均勾配4.3%)標高差550m>1146m 以上で登りは終了です。距離は27KMになります。 あとは武蔵五日市駅まで33KM、ほとんどが下りか平坦な道です。 見所:登り途中に所々木立の間から見える奥多摩湖は綺麗です。また奥多摩湖周辺の 道も平坦で走りやすいです。新緑が美しいです。
風張峠といえば、かなりの「難所」として噂されている峠である。箱根しか経験していない@nakにとって 風張峠なんぞ行っていいものなのだろうか? 特に普段は強気な(た)さんは少々ビビリ気味。また、オフの開催日が実は(あ)の出勤日であったりと行きたい気持ちや不安、色んな気持ちが交錯。
[6087] 風張峠@BDML企画 Written by:@nak(た)Date:2002/04/09(Tue) 19:06 <HOME>ドキドキしています。
いっとくさんの掲示板でその話題が出てからずっと走ってみたいと
思ってました。>風張峠
でもその時には私を思いとどまらせる意見もあったような。
(た)的にはいっとくさん、妻ですさん、こぐさんと一緒に走りたい。
でもあいにく27日は(あ)さんの出勤日。私は暇だけど。
私一人が参加したりすると家庭不和を招いたりしそうなので、ちょっと
調整が必要かもです。それから大事な点がひとつ。私自身はMLに参加してないのです。
まだ締め切らないでねぇ〜>ミキさん
(た)[6087へのレス] 無題 Written by:@nak〔あ〕Date:2002/04/09(Tue) 21:43休めっ、つーことですな?^^ゞ[6087へのレス] Re: 風張峠@BDML企画 Written by:こぐ@homeDate:2002/04/10(Wed) 01:3227日風張峠、仕事を休めるか微妙です。
(目下、今週末のツールド八ヶ岳出場を懸けた攻防が大詰めを迎えています。)
しのびよる(た)さんの気配を背に登る峠の道行き春風ぞふく
まあ悩んでいても何も始まらない。「送信」ボタンを押してしまえばあとは行くしかないのである。
200204okutama,@nak(あ),BD-3 200204okutama,@nak(た),Pacific-18 蒼々たるメンバーの中で足を引っ張るのは必至ですが、 逆に蒼々たるメンバーだから誰か助けてくれるだろう、という期待を込めて・・・ それでもよければ参加させてください。 @nak(あ)(た)
[6087へのレス] Re: 風張峠@BDML企画 Written by:ミキDate:2002/04/10(Wed) 01:53>27日風張峠、仕事を休めるか微妙です。
(目下、今週末のツールド八ヶ岳出場を懸けた攻防が大詰めを迎えています。)
こぐさん、ご苦労様です。
お仕事、頑張って下さい。八ヶ岳一緒に走りましょう!
ところでnak家が奥多摩へ参加表明!
しかも(あ)さんも!
是非とも晴れて欲しいですね。
ちなみに私の峠雨(雪)率は、今のところ二回です。[6087へのレス] Re: 風張峠@BDML企画 Written by:まきDate:2002/04/10(Wed) 03:10愛だねぇ。[6087へのレス] Re: 風張峠@BDML企画 Written by:CocoDate:2002/04/10(Wed) 03:22nak(あ)さん、(た)さんの参加表明につられて、
風張峠@BDML企画に私も参加表明しちゃいました。
かな〜〜り不安いっぱい(^_^;
なんとかなるのだろ〜か私でも・・。[6087へのレス] Re: 風張峠@BDML企画 Written by:こぐDate:2002/04/10(Wed) 07:17私もみなさんにつられて参加表明したいのだけど、現在BDMLへ送信できないので、ミキさん、これご覧になってたら登録お願いします。
200204okutama,こぐ,BD−1w
参加怪しくなったら、例によってwaitingの最下位へ、ということにします。[6087へのレス] Re: 風張峠@BDML企画 Written by:ミキDate:2002/04/10(Wed) 09:22こぐさん、参加表明しておきました。
>休めっ、つーことですな?^^ゞ
「休めっ」は、てっきり走るのを休むということだと思ってました。
仕事を「休めっ」だったのですね。
なんだかにぎやかになってきた。
COCOさんも伊豆クリアーしてるから大丈夫です。
峠経験少なくとも、参加者の皆さんの顔が見えてるので私的には心配の種はないのです。
皆さんがどれぐらい走れるかも分かっているし。
峠ツーリングなんて酔狂な企画に来て下さる方々に感謝です。[6087へのレス] Re: 風張峠@BDML企画 Written by:@nak(あ)Date:2002/04/10(Wed) 10:41 <HOME>皆さん宜しくお願いいたします。
今回はCocoさんはじめ女性が3名になって(た)さんも楽しそうです。
「また生きる目標ができた。」とワケわからん事を言っています。(^^;)
>愛だねぇ〜
ははは・・・は!?(笑)主従関係といった方がいいかも・・・
こっちは当日の起床時間気にしていたら、
開口一番「(あ)さんは出勤するんだよね。」と言われてしまいました。
(あ)[6087へのレス] Re: 風張峠@BDML企画 Written by:@nak(た)Date:2002/04/10(Wed) 19:53 <HOME>ワクワクしています。
峠経験豊富な方々に全てをお任せして、楽しむことに全力を傾ける所存です。 皆さまどうぞよろしくお願いいたします。
ミキさん、数々の助言ありがとうございました!
(た)
さてさて、@nakの峠第2段はどうなることやら。
この日は朝8:30amに奥多摩駅集合である。
(あ)にとってこの早起きが実はこの日の最初の難関であったが、なんとか寝坊せずに出発。
この日は南武線直通青梅線乗り入れの臨時電車、「川崎〜奥多摩ハイキング号」が運行される上、
奥多摩到着が8:12amと集合時間にぴったり。
まるでBDMLの為に運行されたような電車。
奥多摩駅前にゾクゾクと本日の参加者が集合、走行準備を行なう。
いつものように、早々に準備が出来た面々は他の人の自転車にちょっかい出し。(笑)
全員の準備が出来たのを見計らって近くのコンビニまで一走り、補給食の買出しを行なう。
コンビニの前で自己紹介とミキさんによる出発の挨拶。
本日の参加者(敬称略)・・・ミキ(Pocket Rocket)、Kit(Pacific-18)、加藤@国分寺く(Randner)、桑原(BD-1ti)、こぐ(BD-1W)、
にち(BD-1W)、ふじか(Jaguar)、まき(Sat-R-Day)、
わかば(BD-1W)、Coco(Pacific-18)、nak(あ)(BD-3)、nak(た)(Pacific-18)
まずは奥多摩湖を目指す。奥多摩湖まではトンネルが幾つかあるものの比較的ゆるやかな行程と聞いていたが、
走りはじめですぐの登り基調はなかなか調子が出にくいようで、思いのほか悲鳴(?)があがっていた。
コンビニから奥多摩湖まで一気に走ったところで一旦休憩。新緑と涼しい風が爽快。
奥多摩湖をほぼ半周、いよいよ風張峠への登りルートに入っていく前の休憩。
これからの登りを前に緊張感と(ココまで来てしまって)”もうどうにでもなれ”感で各人ちょっとハイ気味。
「休憩なしで行きたい方はどうぞ〜」とのミキさんの言葉に皆「いやいや、そんな。」とお互いを牽制。
風張ルートへの入り口にある料金所(奥多摩周遊道路は昔有料だったらしい)を通過していよいよ登り開始。
まだ奥多摩湖周回のつもりで何故かまだ覚悟の出来ていなかった(あ)は突然現れた登坂に上手くペースを作れず、
やみくもにペダリングしてしまい勝手に疲れていく。
それにしても登り始めにいきなりキツイ傾斜・・・9%(?)の登坂。いやいやエライところに来てしまった、
という後悔をちょっとと、一体この先どうなってしまうんだという不安いっぱい。ペース配分する余裕はまだない。
(た)さんもノン・ストップはキツそうで、一回「秘密のブレーク」を入れる。
先頭を走るリーダーのミキさんが後続のフォローの為に時々坂を下ってきては
「あと10分走ったら休憩いれまーす!」
などとハッパを掛けてくれる。
再び登ってきたところを一回だけついて行ってみようと試みるが、あえなく置いていかれる。
この人は一体どういう肉体を持っているのだろうか!?
行程の約1/3位を走ったところで一回目の休憩。
再び走り出す。休憩で少し落ち着いた@nakは登坂のペースをつかみ、第1レグよりはいいペースで
登っていく。このあたりから集団はかなりバラけて行く。@nakの二人はちょうど中段
を走っていたのではないだろうか。フォローするミキさんも大変。
まわりを見渡す余裕も少し出来て、眼下の奥多摩湖を見て登ってきた高さにちょっと感激。
にちさん、加藤@国分寺さんあたり(多分・・記憶が定かでない)と抜きつ抜かれつを演じながら登っていく。
(あ)は(た)さんの前後を行ったり来たりしながら「ガンバガンバっ!」とハッパを掛けつつ一応アシストして引っ張っていた
つもりだったのだが、
「話掛けないで!」
と一蹴されてしまった。(た)さん、どうやら余裕が出てきたのかキレてきたのか、どっちだろう?
写真は第2休憩ポイント、風張峠頂上まであと5〜6Km手前の地点にて。
写真左:先に到着して休憩中の先頭組
写真右:「ワイワイ・キャーキャー(!?)」と楽しそうに到着の後続組。余裕の笑顔である。
第2休憩ポイントから風張峠頂上手前の月夜見第ニ駐車場までは残り5,6Kmである。
ここから月夜見第ニ駐車場まではフリー走行との事前予告通り、ミキさんにより「フリー走行宣言」が発せられる。
ここで真っ先に飛び出したのがなんと(た)さん!
写真左:頂上手前の最後の試練、9%の坂を逃げを打つ(た)さんだが早くもちぎられそう!?
(た)さんに余力がありそうなので(あ)も最後のレグは単独アタックすることにする。
やはりゴール間近という精神的な励みが大きいのか、いい感じで登って行き、月夜見第ニ駐車場に到着。
写真右:月夜見第ニ駐車場に到着の(た)さん
後続もゾクゾクと到着。全員無事登頂成功である。
ここでしばし休憩した後、「風張峠の標識」を目指してもう少し登ったところを目指す。
「風張峠駐車場」の道を隔てたところにその標識はある。
標高1148mと書かれた東京で一番高い道路・・・風張峠の標識で全員記念撮影。
さて、ここからは下りである。檜原村に向けて一気にダウンヒルを下る。
カーブも多く、注意しながら降りて行く。この時は幸い後ろから迫ってくる車もそう多くなく、
アウト・イン・アウトのカーブ進入、加減速のメリハリをつけた走行を少し試す。
箱根の下りよりは余裕のある走りである。後からサイクルコンピュータを見ると最高速65.7Km/hの数字が!
下り切った所にある「桧原温泉センター・数馬の湯」が集合場所。
全員が無事下り終え、風張峠制覇と相成る。「数馬の湯」で温泉&食事タイムである。
写真右:峠制覇の御褒美にあんみつ!?
「桧原温泉センター・数馬の湯」を出発して約20Kmの下り基調のアップダウンを集団走行。武蔵五日市を目指す。
峠の達成感・食事の満腹感・温泉に浸かったすっきり感も手伝って、爽快な走りであった。
武蔵五日市へのアプローチ最後に「ちょっと汗をかきましょう」とスペシャルコースのアタック(きゃーきゃーとにぎやか大歓声付)
を経由して武蔵五日市駅前の「やまねこ亭」に到着。
「やまねこ亭」でケーキ&お茶で落ち着いた後、数軒隣の焼き鳥屋で「反省会」。
反省会では予定になかった峠(口峠)を登らされていた方もいたようで・・・(笑)
峠・温泉・ケーキ・反省会となんとも充実した一日であったのである。
@nakのBD-MLへの投稿・・・
From: @nak(あ)(た) To: foldingbike@ml.mail.ne.jp Sent: Sunday, April 28, 2002 12:09 PM Subject: [BD cycling:09898] Re: 風張峠、お疲れ様でした。 -- ”風張峠”に参加させて頂いた@nak(あ)(た)です。 参加された皆様お疲れ様でした。 ミキさん、幹事ありがとうございました。 峠走行の経験が少ない中、緊張のせいか(笑) 100%の体調ではなかったのですが、 天気も崩れることなく、またミキさんの適切なフォローの お陰で二人ともなんとかクリアすることが出来ました。 皆さんと一緒にわいわい(キャーキャー)楽しく走ることも 精神的には大きなエネルギーになりますね。 (噂には聞いていましたが) フォローの為に7〜10%前後の坂を行ったり来たりする ミキさんをじかに見て感激していました。 「そっか・・・ポケットロケットを買うとああいうことができるんだ〜」 と都合のいい勘違いをしながら見ていました。 (ミキさんの脚力込みで売ってないですかね?(笑)) また、朝の集合の奥多摩駅でBD−1を担いで降りてくる70歳くらい(?)の男性に 遭遇、かっこいいなと思っていたらなんと風張峠頂上近くの月見第2駐車場で 再度遭遇。 あの御年齢で峠を走ろうというモチベーションにこれまた感激しました。 温泉もあり、山猫亭でケーキもあり、その上反省会も大いに盛り上がり、 充実した一日でした。 またご一緒させてください。(た)さんの感想・・・
BDMLの企画に参加してまいりました。 私にしては珍しく、かなり消極的な気分で望んだ今回の企画。 (いつもは行け行け go! go! だったり・・・) 控えめな気分にさせたのは皆さんからの数々の助言と先人のレポート、 そして前の週に走ったにちさんのレポートだったか。気分はどよ〜ん。 走り始めは心も身体も重かった。 多摩湖までの道のりは平地だとミキさんから聞いていたのに、実際には少しずつ登ってるし・・・ でも、30分も走っていると気持ちも落ち着き、身体も除々に適応してきたようだった。 だんだん調子が出てきた。 峠道に入り登り始めると自分には8〜9km/hのスピードが合っていることが分かった。 このスピードを維持しようと努めた。 公休(休憩)は30分に一度と告げられていたけれど、辛くなったら 内緒(秘密)の休憩をしようと自分で決めていた。 箱根を走りに行った時に まきさんから、休憩はこまめに取ったほうが結果的に疲れにくいと 聞いていたことは頭にしっかりとインプットされている。 10分間はがんばって走り続けようと時計を見ながらペダルを漕いだ。 そして、辛くなったら休憩をひっそりと取ったのだった。 峠を登りながら嬉しく思ったことがあった。 それは、名古屋キックの経験がしっかりと身についていると感じたことだ。 常に向かい風を受けての走行が、今回のこの登りに生かされていると思ったのだ。 走り続けることは大事なのだと真剣に思った。 今回は女性が3人も参加した、とても賑やかな企画となりました。 緑の眩しい山間を走るという経験も初めてで、とても楽しかったです。みんな ありがとう! (た)
April,2002-Tokyo Japan
Canon IXY DIGITAL
Copyright 2001 -@nak.com- all rights reserved
at_nakcom@yahoo.co.jp