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”ゲート”に到着。冬期にはこの地点から道は封鎖されるようで、その為のゲートが設置されている。 しかしこの企画ではこのゲートは違う意味を成すのである。ここから幹事の号令を合図に各自がそれぞれ自由なペースで 登っていく、そのアッタックポイントの基点なのである。 先に到着した面々は全員が登ってくるのを待つ。
最後の水分補給ポイントである売店で吉田さんから「各自自分のペースでどうぞ」との自由走行宣言が出されていたこともあり、
既に出発も各人バラバラ、ペースもバラバラでの登りとなっていた。そのせいか、先に出発していた人たちと、後発グループの到着の間に
かなりの差があったようでゲートへの到着もバラバラ。
先行して到着していた@nakであるが、(あ)は他の人たちを見習ってを補給食(おにぎり)を摂取するものの、(た)さんは
あまり食欲がないとの事。それよりも少しずつ身体が冷えてきているのを気にしている。
そして3/4位の人がゲートに到着したと思われる頃、(身体が冷えるので)これ以上待てないと痺れを切らした(た)さんと桑原さんが頂上目指して出発。
つられて(あ)も走り始めるが、ちょっと走って思いとどまる。
幹事の「アタック開始!」という掛け声を聞いてゲートをスタートしたかったのである。
(た)さんと同時に登頂したい気持ちもあったが、ここは一旦引き返して全員が到着するのを待つ。
5〜6分後だろうか・・・最後尾を仕切ってくれていたおのさん・ミキさん達が登ってきて、全員がゲート到達。
ぐったり休憩している者、出発準備完了で走る気満々な人・・様々である。
早く(た)さんに追いつきたい(あ)は思わずおのさんに号令の催促をしてしまった・・・(^^;)
到着したばかりのおのさんもちょっと息を整えていたのかちょっとした間があったが、
「それじゃここからは各自自分のペースで登ってください、アタックですっ!」
との号令が発せられた。(た)さんに遅れること約10分である。
いきなり飛び出したのは赤い彗星・・・Pocket Rocketを駆るミキさん。
ついていく気が全く起きないくらいの凄いスピードでかっとんで行く・・・誰もついていけない、と思いきやそれを追いかける文市さん。
すごい。
ワンテンポおいて第2集団としてかぜさん、keiさんを追いかけて(あ)もスタート。
とにかくこの人たちに引っ張ってもらって頂上到達までに捕まえたい(た)さんが当面の目標物。
しかし長めの休憩の影響か、どうも足が回らない。しかも離されまいと一段重いギヤに入れてかえって離されてしまうというシフトミスを犯す。
ふと見上げると前方でカメラをこっちに構える文市さん発見。(ミキさんにちぎられた?)それに気をとられている隙に一気に置いていかれ、いつのまにか単独走行になる。
いつもであれば単独走行になるとペースは落ちるは休憩を取ってしまうわと自分への甘さを露呈してしまうのであるが、
今はそういうわけにはいかない・・・ここで休憩などしたら(た)さんに追いつかなくなるのである。
彼女は小休憩を定期的に入れながら登っているはず、その間こっちが走ればじきに追いつくはずである。
「追いつくまで休憩はお預けだ。」と自分に言い聞かせ、一気に登る。今から思えば小休憩を入れながら登った方がもっと速かったかもしれない。
ゲートから3Km程・・・地図で位置確認もしていない為登頂までの距離がはっきり把握できておらず、「もう追いつけないかな〜」と思い始めた矢先、長い直線の前方に休憩中の(た)さん発見。
追いついた・・・
一気にペースを上げてその場に向かう。
偶然にそういうタイミングだったのか・・・はたまた向かってくる(あ)に気付いたからか、(た)さんは自転車にまたがり突然走り出した。
今日の(た)さん、本当に調子がいいようである。
あと一歩で追いついて一緒に休憩を取るつもりだった(あ)にはその目標物が動き出したのはキツイ・・・しかしここで逃すわけには行かない。
「おまえなあ〜!!わざと逃げたなあ〜(怒)」
と心の中でつぶやいたかどうかはともかく・・・もうひと頑張りして何とか背後に着く。
(た):「追いついた、すごいじゃん!」
(あ):「ち、ちょっと休もうよ・・・」
(た):「だってさっき休んだんだもん。」
(あ):「そのカーブ過ぎたら休もう〜」
(た):「勝手に休めばいいじゃん。」
(あ):「一緒に登頂しよう・・・(半怒)」
(た):「どうしよっかな〜」
(あ):「カーブ抜けたらストーップしてぇ!!(怒涙)」
・・・・休憩入りました。
休憩中にたかさんが抜いていく。前半調子が上がらなかったたかさん、ゲートからのアタックでは足が回るようになり本領発揮である。
「もうすぐゴールだよ」と一声掛けてスパートしていく。
連続カーブをしばらく走り抜けると標高2100m地点の看板が現れて、ゴールが近い雰囲気が出てくる。
直線路の傾斜はそれまでよりもゆるやかになり、なんとかなりそうだ、という精神的余裕も手伝って
ペダルが急に軽くなる。
気が付いてみると二人とも登りで4速に入れて走っている!
直線をラストスパートしていると前方が賑やかになってきて「麦草ヒュッテ」の看板が見えてきた。先に到着しているミキさん、いっとくさんもいる。
何かを叫んでいる。どうやら峠の頂上はもっと先にあるようだ。
ヒュッテの看板を通過して、ゴールの余韻に浸りながらもうちょっと登る。
先に到着して、頂上から下ってきているkeiさんとすれ違い、労をねぎらう。
(写真左)「麦草峠・標高2127m」の看板前で、先に到着していた桑原さんとたかさん4人で記念撮影。
(写真右)「麦草ヒュッテ」の看板前で、全員が到着するのを待つ。
(写真左)全員無事登頂。昼食の為に「麦草ヒュッテ」に移動。
(写真右)昼食後の図。おのさんにビールをおごらせたのは誰だ〜???
麦草ヒュッテを後にし、松原湖に向かって下っていく。高速グループとゆっくりグループに分かれて下山。
@nakは高速チームに参加。
途中のレストエリアで休憩し、ゆっくりグループを待つ。下りは寒そうだと着込んだアウターウエアもここまで下ってくると暑くなる。
各自アウターを脱ぐ。
ここからは爽快な景色を見ることが出来、休憩中に撮影タイム。
松原湖まで下山。温泉の割引券を探して回るこぐさんを待つ面々(写真左)
松原湖駅近くまで移動して全員が揃うのを待つ。全員集合後これからの予定について協議の結果、「松原湖駅〜輪行〜野辺山で温泉」組と「天国への坂〜自走で野辺山、温泉」組に別れることになった。
天国への坂にはおのさん、ミキさん、いっとくさんがチャレンジすることに。(写真右)
@nakは麦草制覇で胸がいっぱい・・・迷うことなく輪行組に。
小海線の松原湖駅は改札もない無人駅。各人ホームで輪行準備、電車を待つ。程なくして電車が到着、乗り込む。 小海線は乗車時に整理券を取り、後から清算する昔のワンマンバスのシステムである。電車に乗ってほっと一息。
JR野辺山駅に到着。JRの最高地点駅である。
駅前で輪行解除した後に「『こっつあんち』(本日の宿)に荷物をおいてから温泉」組と「温泉経由『こっつあんち』」組に別れ手行動。
向かった温泉は駅の近くにある「野辺山荘」の光明石温泉。
野辺山荘
http://www.cconsult.co.jp/NOBEYAMA-SOU/
しっかりと日焼けをするほどの素晴らしい晴天に恵まれた一日であった。それを象徴するような夕焼け。(写真左)
「酒だぁ〜酒っ!!」・・・今日の充実振りを象徴するようなビール買い出し。(写真右)
自走組も到着、温泉に入った後に全員無事に「こっつあんち」にチェックイン。
中庭に駐輪、荷物を紐解いてふぅーと落ち着いていると、庭の方でガサゴゾ、と音が。
窓から覗いてみると、自転車が青いビニールシートで覆われている。
夜露や雨から自転車を守るべくおのさんと須藤さんがビニールシートをかけてくれていた。
精一杯走った後の食事は美味い。全員食欲旺盛・・ミキさんは食卓でもアタックしっぱなし。(^^)
食後はそのまま宴会モードに突入。眠い人、疲れた人・・・入れ替わり立ち代りで結局11pm頃まで続いた。
宴会中には激しい雨と雷がしていたが、自転車がビニールシートで覆われていることを思えば何の心配も無く
楽しい時間を過ごせたのである。おのさん、須藤さんに大感謝である。
こっつあんち
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つづく・・・
August,2002-Nagano Japan
Canon IXY DIGITAL
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