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CycleReport 2007
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La Pineの朝はとにかく冷え込んだのです。目が覚めた時、テント内の湿度が非常に高い状態で、寝袋とカバーが何やら湿っていてとても嫌な感じがしました。首周りが特別しっとり濡れてるのは、自分自身の熱気と吐き出した息が冷やされた為に、水滴が付いたのかと思います。下敷きをひっくり返したらそれこそ水滴が付いてて、、、。「あーん、このまま衣類と一緒にスーツケースへ収納するのイヤー!」って叫びたいところをグッと我慢。だって、キャンプ生活ってそういうものですよね、きっと。「お天道様の高いうちにゴールして寝袋干すのだ!」と固く決意して外へ出ると、、、うはぁー、自転車、凍ってるしっ!!後で聞いたところによると、やはり氷点下まで気温が下がったとのことでした。
出発してしばらく、Bike Fridayのリカンベントタンデムに出会う。
自転車についた霜を払い、だるまさんのごとく着膨れして走り出します。周囲を山に囲まれ、細い裸木が空に向かってひょろひょろ生えている景色(失楽園っぽいなぁと思ったりして)の中を、突き進んで行きます。やがていつしかハイウェイを走り、自動車と並走していくうちに、着ている物を一枚、また一枚と脱ぎ捨てていきます。パケットドロップといって、休憩ポイントごとに脱いだ上着等をキャンプ地まで預かってくれるサービスがあって、私達もほぼ毎日利用しておりましたが、ロード乗りのように荷物を持たない人々にとっては、とても便利なサービスなのでしょう。
ランチタイム、トイレ(blue room)とパケットドロップ
朝の寒さから一転して、ランチの後は暑さとの戦いとなります。汗をかく側から蒸発していくので、汗が滴り落ちる時の不快感や拭い取る手間は一切ないものの、ジリジリとした暑さが肌を焼いていきます。自ら水分摂取を心掛けていないと、すぐにでも干上がってしまいそうです。そうしてじわじわと体力が奪われていき、真っ直ぐに伸びるハイウェイはどこまでもどこまでも続くように思われるのでした。時間だけが過ぎて行く中、気持ちが焦ります。だって、早くゴールして寝袋干さなくちゃならないんですから。。。
ハイウェイを右折する表示が見えてきて、これで自動車と並走する緊張感から逃れられるかと安心したのもつかの間。なんと右折したその先は、道が真っ直ぐ垂直に上って見えるのでした。周りからも「うへぇー」のため息が上がっていたようです。伝説に聞いていた「天国の坂」と、なんとオレゴンで出逢ってしまったのでした。何度も休憩を取り、まきさんから借りているGPSの表示を励みに少しずつ上って行くと、またその先に坂が立ちはだかって。。。同じペースで走る人々と「Almost there!」,「See you at the Widmer!」と声を掛け合ううちによやくゴールが見えてきて、キャンプ地Diamond Lakeに到着できたのはコースクローズ切り切りの午後6時30分でした。こんな時刻でもまだ明るくて温かで、辛うじて寝袋を干すことが出来ました。やれやれ。
ディナータイム。
Bike Fridayの面々も無事到着しているようです。このサイトではHomecomingのテントサイトが近くにありました。
September,2007- Oregon,USA
Pentax Optio 33WR
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