Why (How) it came...
実は社会人になりたての頃、運動の為にロード（ブリジストン・RAIDAC）を所有していた時期があったのでロードの走りの軽さやダイレクト感は知らないわけではなかった。
小径折り畳み自転車にはそんなものは求めてはいけないのかと思っていたのであるが、ある時ミキさんのPocket Rocket Pro（ポケロケ）に試乗させてもらってその思いは一変した。birdyのグニャ〜とした（ボキャ貧をご容赦）加速時の感触に慣れてしまっていた自分には
踏み込んだときにスーッと前に進んでいくポケロケの加速感とハンドルにダイレクトに伝わる路面の感触はとても新鮮だった。今から思えばその試乗時の感触がずーっと身体に残っていて忘れられなかったのではないかと思う。
その晩、BikeFridayのホームページを初めて覗いてみたのであるが、実はこの時（見た目で）一番気になったのはPocketシリーズではなくAirFridayだったのである。
ビームでサドルを支えているフレーム形状を「壊れた自転車みたい」と形容する人もいるようだが、自分にはこの＞の形がとてもかっこ良く映ったのである。
その後ポケロケ熱はちょっと収まっていたのであるが、軽量Crusoeの登場を機に何台かのPocketシリーズ（Pocket Rocket, Pocket Crusoe等）に乗せてもらう機会があった。
試乗するたびにますますその走行感に惹かれていったが、同時にPocketシリーズは腰への突き上げ感が自分にはちょっとキツイと感じ始めた。（腰痛持ち）この時点でAirシリーズに乗る機会は
なかったが、ひょっとするとAir Fridayは格好だけではなく、走行感も自分に合う一台なのではないかと思い始めていた。。
そして昨年軽井沢で行われたBike Friday Meetingで社長のAlan Scholtzさんが持ち込んできたAir Friday（写真）を間近に見て、その美しさに完全ノックアウトされてしまったのである。
年明け早速にBike Fridayの日本代理店であるCYCLETECH-IKD・片岡さんにお願いして、Air Fridayにきちんと試乗する機会を設けてもらった。
路面の感触や踏んだだけスーッと前に出るダイレクト感はPocket Rocketと同じ感触でありながらビームサスペンションにより腰への突き上げは皆無に等しい。
サドルが浮いている独特のフワフワ感は他の人が言うほど自分には違和感とは感じられなかった。見た目も好み、乗っても良し、
実は同時にCrusoeに乗ってみてから決めるということになっていたのであるが結局Crusoeには乗ることなくAirFridayに決めてしまったのである。
発注に際して色々と我侭を聞いてくださって感謝。＞片岡さん
