2007-09 Cycle Oregon XX 2007 Day 7
-Rainbow to Sisters




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とうとう最終日の朝を迎えてしまいました。長かったようにも、あっという間だったようにも感じられた8日間。最後のサイクリングはクールダウンを兼ねて、軽めに走って気持ち良くゴールかと思いきや、コースマップ見てみると4,000feetの峠越えがしっかり入ってるっ!コースクローズとPortland行きの最終バスがどちらも午後3時頃までとなってるんじゃ、感傷にひたりつつのんびり走っている訳にはいきません。何よりも、Portland行きのバスを逃したら日本に帰れないってことなんだもの。ひどーい。


1週間のテント住まいでずっとお隣だったおじいさんと、そして最後の日になってようやく再会を果たせたMr.ベルリン(仮名)それぞれと、またいつの日か再会することを誓い合ってRainbowを後にしました。


私達の積もり積もった疲労度をまったく無視するかのように、街を出るとすぐに山道が待ち構えており、勾配も次第にきつくなっていきます。最初にプツンとキレたのは(あ)さんでした。「さーちーこー♪」と突然歌い始めたのをきっかけに、「あんた、さちこって誰よー!」とバトンを貰い受けた私が、中島みゆきメドレー、神田川、ピンクレディメドレー、竹田の子守唄...etc.をヤケクソで歌って、現実逃避へと走りました。歌っているんだかゼイゼイ喘いでいるんだか、山道を蛇行しながら走ってる日本人はとにかく怪しかったと思います。私の音痴気味なメロディーに合わせ、ノリノリで口笛吹いてるアメリカ人って陽気過ぎる!最初のODSに到達して自転車から降りる時には、心臓がバクバク音を立て、頭から湯気が出ているのが自分でも分かるほどヘトヘトになっておりました。山道で歌うたうのはもう止めにしようっと。


最も勾配のきついスイッチバックに差し掛かった頃、Air Fridayのアランさん、黒い新型SarRdayの女性、青いTuesdayの熟年&熟女カップル、赤いPocket RocketのMr.ロドリゲス(仮名:Viva Bikefriday!の雄たけびを上げてたおじさん)、金色Air Fridayの男性 etc. と、bikefridayオーナーが自然と集まってきて、連なって走る場面がありました。笑顔でお互いを励ましあったのは楽しい思い出となっています。


Rainbowを午前9時頃出発したという新井さんが私達に追いついてきた頃から景色が変わり始め、草木がまばらになったと思った瞬間、視界が開けて火山岩があたり一面に広がっていました。



頂上のマッケンジーパスは噂通りの絶景で、火山岩を積み重ねて作られた展望台からは雪を冠った3sistersを見渡すことができました。出発地点で3sistersを初めて確認してから一週間が経って、再び間近に眺められたことに胸がいっぱいです。この時点ですでに感情のメーターが満タン方向へ振り切れてしまっていて、どの写真を見ても同じ表情で写っているのが我ながらコワすぎます・・・。


豪快にダウンヒルをこなし、最後の体力振り絞って足を高速回転させると、"to Sisters, 1 mile ahead"の看板が目に飛び込んできました。5人揃ってゴール!8日間のうちに葉っぱが色づき始め、秋の気配を見せ始めたSistersへ無事戻ってこられました。

「あと1〜2週間もすれば、オレゴンの夏はお終いなんだ。」新井さんが話していたこのひと言が印象に残っています。 「来年もまた来るでしょ?」と聞いてくれた人達に即答はできなかったけれど、、、また行くぞ、オレゴン!


乾杯~




帰宅準備の為に自転車や荷物をパッキングする撤収風景にどこか寂しさを感じつつ、我々も預けていたスーツケースを受け取って、ポートランドに戻るバスに乗り込む準備をする。


行き同様に自転車はトレーラーに預けて、長距離バスでポートランドに戻る。





September,2007- Oregon,USA
Pentax Optio 33WR

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