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CycleReport 2006
にちさんの呼びかけで仲間と一緒に自転車でちょっくら(笑)140Km、宇都宮まで餃子を食べに行ってきた。去年の同企画では途中の小山で完走を断念したこともあったのでその再挑戦となった。
葛西臨海公園をスタートして江戸川→利根川→渡良瀬川と川伝いに北上し、渡良瀬遊水地を経て最後は国道4号に出て宇都宮を目指すルート、江戸川河口からJR宇都宮駅前までを11時間半掛けて(そんなに長時間走っていたのか!)今回は無事に走破できた。
昨年の東京駅集合を変更して、今年は葛西臨海公園に集合して江戸川河口から走ろうということになった。 7時に現地集合するのがこの日最大の難関だったが(と昨年も同じ事を書いている)まだ外が暗い時間になんとか起床して駅に向かったものの、(た)は数日前から体調が思わしくなく、自転車を担いでホームまで来たところで前日からの体調不良と走行距離を考えて電車がホームに入ったところで、リタイアを決断。(あ)のみが電車に転がり込んだ。葛西臨海公園駅前にはコンビニがあり、7時には開店していた。
07:30過ぎに葛西をスタートして、江戸川に入ると天気予報どおり強い北東の風(すなわち逆風)に見舞われる。十数台が逆風を突いて走行しているのでペースもなかなか上がらず、途中で一輪車に抜かれてふとメーターを見てみると、12,3Km/hしか出ていない。
昨年休憩した江戸川スポーツセンターでの休憩はパスして、柴又の寅さん記念館で最初の休憩を取る。 この日、まきさんはタンデムで参加していて訓子さんがパートナー(ストーカー)を努めていたが、ここでAir Glideに乗って参加していたはなさんが以降の体調を考えて訓子さんとスイッチし、はなさんが タンデムに、訓子さんがAirGlideに乗ることになった。タンデム実用的!
柴又を出発して相変わらずの逆風の中約1時間走行後、三郷で途中合流予定だったにぐちさん、kimrinさんと合流を果たす。しばらく走ったところのコンビニにて(am/pm吉川八子新田店)で昼食の確保とトイレ休憩の為にストップ。ここですずきなおしさんも合流して、本日の参加メンバーが全員揃った。
コンビニを出発したあたりから風向が頻繁に変わりはじめた。追い風には到らないものの、ずっと逆風を受けているよりも変化があるのは良いことだ。しばらく走っていると見覚えのある大きな施設が見えてくる。先月見学した首都圏外郭放水路(龍Q館)で休憩を取る。
コース上には菜の花が満開に近い状態で咲いていた。去年に比べて濃厚な香りを発していたような気がした。 (菜の花を疾走?する動画...約2.5MB/AVI) 川の向こう岸から飛び立ったグライダーが風に乗って気持ちよさそうに大空を舞っていた。
関宿城には昨年より約30分早く、12:30頃に到着。昼食時間は短めに設定して、12:50出発とする。おにぎりとピーナツバターサンドを頬張る。ピーナツバターの甘さがとても美味しく、身体が糖分を求めていたことを改めて認識する。
予定通りに関宿を出発して(やれば出来るじゃん、笑)渡良瀬遊水地に向かって利根川を引き続き北上する。 昨年は昼食休憩後で身体が冷えてしまったこともあり、この区間はかなりの逆風にペースを乱された記憶があったが、今年は集団もバラけることもなく、いいペースで走れた。ここでも掻き分けて走る、という表現がふさわしいくらい、が菜の花が咲いているところがあった。思わず黄色い絨毯の上に自転車と共に飛び込んでみたくなったが、Canary Yellowの自転車が菜の花の中で見つからなくなると困るのでやめておいた。(笑)
バラけることなく走りながら、お互いの風避けになったり会話を交わしながら走っていると、いつの間にかまだ先だと思っていた渡良瀬遊水地の手前の三国橋まで来ていた。ここで、ここまで頑張ってきたはなさんが膝痛の大事をとって古河から輪行して、一足先に宇都宮に向かうことになった。残りの部隊は渡良瀬川を離れて遊水地を目指す。
渡瀬遊水池には昨年より1時間早い14:30頃に到着。関宿からここまでの行程で昨年比30分短縮したことになる。 昨年は完走断念の決断をした場所だったが今回はなんとか宇都宮まで走れるメドが立った場所になって、晴れ晴れとした気持ちで壮大な風景を楽しむ。
今回はBike Friday率が非常に高く、まきさんのTandem Traveler Ti-Lite XL(まきさんと訓子さんのタンデム走行動画...約4MB/AVI)を含めて6台も揃った。逆にBD-1はわかばさんのBD-1Wたった1台!
広大な遊(貯)水地を横切って反対側に出ると外国と見間違うような風景が現れる。新緑が静かな川面に映りこんでキレイだ。いつまで眺めていても飽きないが、先を急ぐことにしよう。
遊水地を後にして、引き続き雄大な風景の中をしばらく走ったのちに、一般道に入って小山方面に進路を向ける。
一般道に入ってしばらく走ったところでにちさんが足の不調を訴えて、残りの行程を輪行する決断。 昨年はメンチカツで盛り上がったデイリーストアで小休憩をとったのちに、小山市を抜けるべく北上。 再スタート直後には桜のトンネルといった趣のある箇所を通過したものの、産業道路に入るとを畑が広がる殺風景の中を走る。大型貨物やトラックに追い越されるたびに埃が舞うような中をしばらく走ってから最後の休憩となるコンビニに入る。皆さん少々お疲れの模様。
姿川のサイクリングロードは、入る為に林の中を押し歩いたり田舎道然としていて趣はあったものの、 あまりにも舗装が良くなくてペースが上がらないので、しばらく走ったのちに国道4号に沿って走る一般道に迂回する。併走する国道を走る車の音や新幹線の通過を聞くにつれ、ゴールが近いことを実感する。
国道4号に入り標識にも宇都宮の文字が見え出すと、ペースが上がるのはロングライドの特徴。 空腹を紛らせるためになぎのさんと餃子の話をしながら(おいおい、逆効果じゃないのか)最後の数キロを頑張る。 予定を30分越えた19:00頃にに駅前の駐輪場に自転車を停めて、駅前の宇都宮餃子館に入店するとはなさんとにちさんが待っていてくれた。
駅前西口の宇都宮餃子館で本日の目的である餃子をたらふく腹に収めた(皆さん遠慮気味?自分は空腹に任せてガバガバ食べてしまい苦しくなった。)後に、20:30過ぎの宇都宮線で帰途に付く。「乗り換え案内」で帰りの電車を検索してみると新幹線を使うルートしか表示されず、走ってきた長距離を改めて実感する。疲労は少ないと思っていたが、帰りの電車が出発すると共に爆睡してしまった。
終わってみれば風もなんの、と言いたいところだが各人それなりにダメージがあったようで、はなさんとにちさんは残念ながら途中でリタイヤすることになった。 自分も走行中は何ともなかったのだが、餃子館でいい気分になり始めた頃から膝の辺りに違和感を感じめて、最寄り駅からは自転車を降りて引いて帰ってきた。以前経験した膝痛とは違ったのでちょっと真面目にアイシングして就寝したら翌日には解消した。まきさんが最近書いた記事の影響もあり興味があったので調べてみると、どうやら鵞足炎というよりは中間広筋根元の筋肉痛らしい。最近膝を内側にペダリングすることを意識しているので長距離走行で筋力不足が露呈したのだろう。ゴール後に筋肉を解したりクーリングダウンを行なわなかったので筋肉にツリ気味に固まってしまったのかもしれない。
にちさん、企画と取りまとめありがとう。そして一緒に走った皆さんに感謝。大勢で走ったからあの風の中を走破できたんだと思う。
April,2006-Utsunomiya,Japan
Canon IXY DIGITAL 400
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