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CycleReport 2005
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9月のホノルルセンチュリーライドでお友達になったハワイ在住、Bike FridayオーナーのStevenさんがバカンスを利用して日本に遊びにきています。Pocket Roketを日本に持ち込んだ彼とハワイ旅行を共にした仲間も一緒に、今日一日都内をサイクリングしてきました。 朝、東京駅で集合してから主な観光スポットを巡りつつ東京のB級グルメを次から次へとご案内し、最終的にはお台場で開催されている東京自転車ショーに行ってきました。Stevenさんからは事前に、authentic japanese foodsを食べたいというリクエストもらってましたが、いろいろと食べたうちで、たい焼きとレパカツは特に気に入ったようでした。ハワイアンサイクリストな彼が、東京の道路事情についてどのように感じたのかは後で聞いてみたいと思います。
いつの日か会社員を定年退職して暇になったら、外国人ツーリストの為の自転車ガイドも面白いかもと常日頃考えている私たちにとって、今回はテストケースをも兼ねる、大変有意義な一日となりました。
朝8時30分に東京駅丸の内北口で待ち合わせ。 前日にStevenと夕ごはんを一緒にした際に、地図を見ながら待ち合わせ場所の位置確 認と 滞在ホテル(品川プリンスホテル)からの自走ルートの説明を行いました。交差点の 名前や 目標物(ロケットビル、増上寺、東京タワー、日比谷公園etc.)についてのメモを自 分で書き留めていた彼、 果たして待ち合わせ場所に無事に現れるでしょうか? はい、無事にひとりで東京駅に現れました。しかしなんと、道路地図をホテルの部屋 に置いてきてしまったという 大胆な彼。30分遅れての到着はno problem! スプリンターの彼をがっかりさせてはいけないと、事前に「のんびり走るからね〜」と 説明してありました。 それを聞いて、歩道をのんびり走るのだろうと思ったStevenはヘルメットを持ってき ていませんでした。 実際は車道を飛ばして走る場面も非常に多く、彼はヘルメットを被ってこなかったこ とについてとても恐縮して いました。でもそれは私たちの説明不足であり、車のすり抜けにも不慣れだった彼に 対し、 都内の道路状況についてもっと説明をしておく必要があったでしょう。 東京駅を出発して皇居お堀端に沿って北の丸公園へと走ります。 「丸の内」、「北の丸」、「本丸」について(あ)さんが英語での説明を試みてましたが、 上手く伝わったのかしらん?? 武道館の建物にも興味を持っていたようですが、不意に収容人員などの質問を受けて も答えられないものです。 事前に勉強しておかなくちゃいけないことはたくさんありますね...
靖国神社を横目にしながら四谷方面へ向かってアップダウンをこなし、国道20号へ。 上智大学、四ッ谷駅を越えて 最初にやってきたのはたい焼き「わかば」。ハワイアンであり、日系人でもある彼に とって、「あんこ」はとても 身近なものなんだそうです。「つぶあん」好きの彼も魚の焼き型で次々に焼かれるたい 焼きは珍しかったと見え、 興味深げに焼きの作業に見入ってました。 ちなみに、東京で一番美味しいたい焼きは「わかば」と説明してみました。(注:@nak 比較)
四谷から市ヶ谷へと坂を下り、しばらく神田川と中央線沿いの道を走った後に、神楽 坂の街へ上がっていきます。 狭い道路の両面に商店がぎっしりと並んだ光景は、Stevenの目にはどんな風に映った でしょうか。 そして、坂のちょうど頂上付近に「神楽坂五十番」がありました。蒸気の上がった蒸篭 から手渡ししてもらって、 さっそくお店の前でハフハフしながら大きな肉まんにパクつきます。かぶりついた途 端にあふれる肉汁がたまりません〜 ハワイには肉まんに良く似たmanapuaなるものがあり、ぜひとも食べ比べをしてもら いたかったのです。 本来肉まんは中華料理の分類となるのでしょうが、神楽坂五十番の肉まんは日本オリ ジナルの料理で間違いないですよね?! 2005年11月現在 売店の営業開始時間 土曜日:9時30分より。 ただし、9時30分から開店準備をするので買い物をするなら40分くらいからが好まし いとのこと。あらかじめ購入する 肉まんの数を連絡しておくと、その分を熱々に蒸し上げておいてくれます。20種類以 上の具のバリエーションがあるそうですが、 やっぱりお薦めはオリジナルの肉まんだそうです
神楽坂を後にして、次は... 飯田橋の駅前を通過して坂を駆け上り、靖国神社と武道館前に再び戻ってきたところ で今度は神田方面へ。 古書店、スキー等のスポーツ店、楽器店が並ぶ街並みを眺めつつ、秋葉原の電気街へ 入る手前の須田町でストップ しました。第2次世界大戦の空襲から焼け残り、昔のお蕎麦屋さんそのままの「まつ や」の店構えにStevenも興味を持ったようです。
「小倉アイス」の美味しい湯島の「みつばち」へやってきました。 走っている最中にもなかの説明を試みましたが、断念(^^; 百聞は一食に然かず、実 際に食べてみるのが一番でしょうね! 配送途中のトラックの邪魔をしないよう、なおかつ歩行者に迷惑を掛けないようガー ドレールに張り付きながら パリパリと頂きました。スリリングな試食もまた一興として許していただきましょ う。
次にみつばちから程近い、自転車パーツを多く取り揃える「ASAZO」へ案内しました。 店内に立ち入るや、目がキラリと 輝いた彼は正真正銘の自転車好きなのですね。日本のお店のパーツ類の豊富さ、在庫 数の多さにしきりに感心していました。 アヘッドひとつとっても、ハワイの自転車店では2種類程度しかなく、数も2、3個ず つしか置いてないのが普通だそうです。
多くの人(オタク)で溢れ返る秋葉原の電気街を通り抜けて、万世橋たもとの「肉の 万世」でストップ。ここ本店では出来たての 温かいカツサンドを手に入れることができます。チキンカツには日ごろ慣れ親しんで いるハワイアンですが、ポークカツのサンドイッチは 気に入ってくれるかしら?温かいカツサンドに気持ちを乱されるも、ここで立ち食い は止めといて月島へ向かうことにします。 出発する前に、サクッと「レパカツ」の電話予約を入れときました。←結構、重要で す。一本電話を入れとくと安心ですよ。
JR神田駅の高架下を潜り抜けてやってきたのは大江戸日本橋。 「日本橋三越」の横を通った時に「Macy's」のようなものと(あ)さんが説明しているの を聞いて、 「no, like the Berney's NY」とすかさず言いかぶせてみましたが、はてどっちが的を 射てるかしら...?? そんな風に和やかに会話も弾みつつ、日本橋の「日本道路元標」でストップ。 かつては日本五街道の起点であり、現在も道路標識の基準点となっているこの場所で 記念撮影。 自動車好きでもあるStevenのテンションがここで一気に盛り上がったようで、しきり にシャッターを切っていました。
昭和通りと晴海通りの交差点にある「日の出すし」にやってきて「てまりすし」と「焼き 鯖すし」をゲット。従来の交差点角地のお店は 現在改装工事中ですが、数軒先の仮店舗で営業をしてます。 ひとくちサイズに整えられた美しいお寿司に職人技と日本の美を感じてもらえたで しょうか。 ブロンプトンのパニアバックにお寿司を押し込み、皆で声を合わせて"Let's go to Tsukishima!"
Stevenにも見覚えのある隅田川に掛かる勝鬨橋を駆け上り、焦げたおソースの香りに 包まれた月島もんじゃタウンへ。 この瞬間は「もんじゃ」のニオイだけで我慢しておいて、さっき予約しておいたレバカ ツの「ひさご家阿部」へまっすぐ向かいます。 「レバカツ」を店先でむしゃむしゃ・・・ 今日の辛子はいつになくツーンと効いてる ようです。
晴海ふ頭の海を見渡す芝生の上でカツサンドとおすしを広げてピクニック。直前まで 雨予報だったのが一転し、良いお天気に恵まれて なかなか良い気持ちです。空と海の色、空気の清々しさは到底ハワイには叶わないけ ど、この東京湾の景色も悪くないよね? 当初の計画では、この晴海ふ頭から水上バスを利用して東京自転車ショーの行われて いるお台場ビックサイトへ乗り込むつもりで いたのですが、ここ晴海からは自転車を持ち込んでの乗車ができないことが分かりま した。この何にもない寂しい桟橋から 乗り込むのもシュールで良かったのにと、残念。
水上バス 日の出桟橋〜晴海ふ頭〜お台場海浜公園のルートが結ばれていますが、晴海ふ頭から の乗船客が少ないため通常はスキップされています。 晴海から乗り込む場合はフリーダイアルに電話して、日の出桟橋あるいはお台場海浜 公園からの定期船を桟橋に就けてもらうことになります。 晴海ふ頭からの乗船に限って、自転車とペットの持込が禁止されいるようです。(日 の出桟橋、お台場海浜公園は可) 桟橋手前の黄色の柵の前に立ち尽くす我ら4人の姿は日の出桟橋本部(フリーダイア ル先)から丸見えだったようです、はずかしー。 晴海からビッグサイトまで自転車で走っていくことに予定変更して、4台の自転車で お台場目指してかっ飛ばしました。 以前は工場群が立ち並び大型トラックがたくさん行き来していたこの通りも、今では 高層住宅が増えてすっかり様子が変わってしまいました。 でも、なんとなく埃っぽいのは変わらないようです。
最終日を迎えたサイクルショーは賑わっていたが、翌週末のCycleStyleに出展が移ったこともあり例年ほどの盛況はなかった。 もっとも初見学のStevenさんにはそんなことは関係なし。目を輝かせながら展示に見入っていた。
Stevenさん...リカンベント試乗会場でさっそく初めてのリカンベント試乗。BikeEは楽に乗れていたが、調子に乗って次にチャレンジしたアンダーハンドルは....(笑)
自転車ショーの見学を終えた夕暮れ時、月島へ向かう隊列はいつの間にか4人から10 人の大所帯となってました。リカンベントも含めて チビこいタイヤの自転車が10台も連なって「もんじゃ」目指して走る走る... 「おなか 減ったぞー!」 呼び込みのおじさんのキャラクターに惹かれて入ったお店は「はなの木」。 もんじゃは大人数でも一気に収容できる上に、自分達で自由に調理する堅苦しくない 雰囲気良し、何しろみんなで囲む鉄板料理は楽しいですね。 美味しくて安いのもgood!Stevenも器用にコテを扱って、もんじゃを楽しんでいまし た。
月島&佃島の大御所、うー@佃島さんも合流して食後のコーヒー求め、ライトアップ された東京湾を眺めつつ軍団はトットコトットコ走っていきます。 これまた綺麗にライトアップされた晴海のトリトンスクエアでしばしのコーヒーブレ イク。Stevenからのハワイ土産のチョコレートをつまみつつ 和やかにコーヒーをすすります。うーさんの英語、とってもお上手!
トリトンスクエアからは流れ解散となり、ひとり、またひとりとそれぞれの自宅方向 へと消えていきました。大勢で走るのも大きな楽しみであれば、 充実した一日の高揚感に浸りつつ、こうして少しずつ分かれていくのも情緒があると 思います。 私たちは品川のホテルへStevenを送り届けるべく、さらに都内を南下して行きまし た。本来ならばStevenが朝走ってくるはずだった道を今度は ホテルに向かって走って行った訳です。「あっ本当だ!メモの通りだ!ロケットビル にそっくりなのがもひとつあったよ!」と、Stevenも楽しそうです。 最後まで賑やかにおしゃべりしつつ、それでも足はしっかり回転させてあっという間 に品川駅前に到着しました。
November,2005-Tokyo,Japan
Canon IXY Digital 400
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