This page contains 2 byte (Japanese) characters
Cycle@nak HOME
CycleReport 2005
都内の駐車場に車を停めて出発準備を行なう。寒波が到来したこの日はしっかりした防寒が必要だった。 まずは四谷に向かう。一軒目はJR四谷駅近くの商店街にあるはずなのだが、これがなかなか見つからない。 迷いながら走っていると、以前訪れたことがあるミクニ・カフェの前を通過。
「若葉1-10」を探して駅前のエリアをぐるぐる走り回って探すが目的の店舗がなかなか見つからない。 幸先悪いなと思いながら、諦めて次の店へと向かう前に「もう一本だけ」と曲がった細い路地の先に・・・あった!
この日の「一匹目」の為に捜し求めていたのは店名「わかば」。
店の前には鯛焼きを求める人の列ができていた。
我々のように遠くから買い求めにくる人もあれば近所の人が気軽に立ち寄っていく店のようだ。
三名の職人さんによって焼き上げられた鯛焼きは次々とコンベヤに載って、「バリ」取りのおばちゃんのところに進んでいく。本当はあのハミ出た皮が美味しいのだが。一人で十個以上買っていく人もいて鯛焼きは出来たそばから売れていく。 店内で食べた鯛焼きは薄めの香ばしいパロパリ皮に歯をあてるとアツアツのつぶあんがトロリと顔をだす。セルフサービスの渋茶が相性抜群。
「わかば」をあとにして次の店に向かってゴー。
「わかば」がある路地から表通りにでる角にあった和菓子屋「坂本」の店頭には美味しそうな手作りカステラが売られていた。
焼きたてが陳列されているらしく”湯気”がとっても美味しそう。
四谷から神楽坂を目指す。外堀通りをしばらく走り東京理科大の手前の路地を過ぎたところで(た)が停車してUターン。坂好きの目がキラーンと光る。「これ登るぞ」と言って曲がっていった路地は・・・「ゆ嶺坂(ゆれいざか)」
*「ゆ」は、「广」の中に「臾」を書く。
神楽坂上に立ち並ぶ料理屋街?の間を練って週末の人出でいっぱいの神楽坂に辿り着いた。 ここでのお目当てはぺこちゃんの「不二家」なのである。実はここ飯田橋(神楽坂)店は全国の不二家で唯一 「ぺこちゃん焼き」という焼き菓子を店頭で焼いて売っている店舗なのだ。
ここの鯛焼き?はその名のとおり、しっかりぺこちゃんの格好をしている。カフェオレ、黒ゴマ、イタリアンチーズと焼きたての黒ゴマをゲット。 ちょっと食べるのがかわいそう!?
この店舗用のためだけにぺこちゃん型の焼き器を製作したのだろうか、などとどうでもいいことを考えながら(た)を探すと、 隣の「紀の善」を覗き込んでいた。
不二家を後にする。飯田橋駅前から望む神田川は都会の中にあって静かで落ち着いた空間を与えてくれる。そんな神田川を渡って九段下方面に向かう。橋を渡りきったところにミルクホールを発見。
九段下から神保町を通過して神田須田町界隈を走っていると、ぷ〜んとバニラの香りがしてきた。緊急停車して立ち寄ったのは
洋風たいやき!?・・・おいしいシュークリームの卸販売をしている「モンプティシュー」という店。店の半径5mにはシューを焼き上げるいい匂いが立ち込めていた。
なんといってもサクサクシューの食感がいい。思いがけず美味しいシュークリームに出会えた。トロトロのカスタードクリームを手にくっつけずに食べ終えるのは至難の業!!
神田を越えて昭和通りを南下していくと昭和通沿いに「小津和紙博物舗」という看板が掛かった立派な建物が現れた。
製紙会社である小津産業の本社建物内にある和紙ショップには様々な和紙が展示・販売されていてとても色鮮やかで目に美しい。
また史料館は同社の紙の歴史に関する資料が順次されている中央区の民有形民俗文化財である。
ひな祭り前ということで、和紙で出来た綺麗な雛人形が飾ってあった。
寄り道して和紙見学を行なった後は、人形町まで走って「柳屋」を見学する。ここは前に食べているのでこの日はパスする。ちょうどオヤツの時間ということもあっていつもに増して長蛇の列が出来ていた。 一本後ろの路地は下町の風情。
休日の静まり返った兜町を経由して築地まで移動したところで「築地銀だこ本店」でストップ。
えっ、たこ焼き?いえいえ、ここではたい焼きも売っているのです。当然ながら鯛焼きだけで済むはずなく、たこ焼きも合わせて
注文してしまった。二階のイートインスペースでタコ・タイの海鮮セット!?を頂く。
ここの鯛焼きはどこか懐かしい味がするオーソドックスなもの。密閉式の型に生地を流し込んで定期的にひっくり返しながら火を入れていく老舗の焼き方とは違って、表裏を別々に焼いてから途中で合わせるというカコ焼きの焼き方を応用したような鯛焼きにしてはちょっと変わった焼き方をしていた。
本日最後のストップは銀座松屋の地下にある和菓子の「新杵」
栗粉餅で有名なこの菓子店であるが、ここでは鯛焼きを店内で焼き上げて販売している。特徴は「踊りたい焼き」という名の通り、そのくるっと丸まった形である。 ここの鯛焼きは持ち帰ってから暖めて夜のオヤツに食べてみた。餡子が結構詰まっていて見た目以上にボリュームがある。 その形は愛嬌たっぷり。
この日は都心を中心に5軒をめぐって、柳屋を除いた4”尾”を食べた。寒い日に暖かい餡子がたっぷり詰まった鯛焼きをアチアチいいながら食べるのは実に美味しい。 都内には他にも美味しい鯛焼き屋が何軒かあり、自転車で巡るにはちょうどいい距離(遠からず、近からず)にあるようなので第二回、第三回と「勉強会」を続けると面白しそうだ。つづく。
February,2005 Tokyo,JAPAN
Canon IXY Digital 400
Cycle@nak HOME
CycleReport 2005