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Hawaii Bicycling League(ハワイサイクリング協会)主催の
ハワイのオアフ島の東側をぐるっと160キロ走るHonolulu Century Bike Ride、すごくいいぞぉ〜という話を過去の参加者であるまきさん、
Cocoさんから聞いた。
「完走すれば記念のTシャツが貰えるぞ〜」
「折り返したいところで折りか折り返せるから安心」
「途中であまりにも海がキレイで泳いじゃった〜」
と魅力的な囁きをいっぱい受けた@nakは実はハワイ大好きだったりするのだ。
自転車を持っての海外渡航は前回のハワイ旅行で経験済。これだけ条件が揃えば参加しないわけにはいかない・・・・
ところが申し込み時点では@nakにはセンチュリーラン、160キロ走行経験はなかったのである。
全部を走る自信はほとんどなかったのであるが、この大会では40キロ、80キロ、120キロ、それに160キロ
と距離を選んで走ることができるということがとりあえず申し込んでみようというきっかけになった。
@nakの遅めの夏休み、ハワイの旅程を大会にあわせてスケジューリング。
9月の頭に「笠間センチュリーラン2002」に参加して一応160キロ走行は経験。
そうなれば、せっかく参加するのだから・・・と心では思っても決して口に出す自信はない。
それよりもハワイの海を眺めながらのサイクリング、楽しんで走ろう〜という気持ちでいざハワイに出発!
今回ハワイに持参する自転車は(た)さんのPeugeot Pacific-18 Polishと
(あ)のR & M BD-3。
前回のハワイにはPanasonic Traincleを持っていった(あ)、今回はセンチュリーランに参加するという事で、
R & M BD-3を持参することにした。(た)さんは前回同様Peugeot Pacific-18 Polishを持参。
セキサイダー付の2台は緩衝材(ホームセンターで購入した建築用断熱材)で簡単にくるんでイージーカバーをかぶせただけという簡単な梱包。
免責事項が書かれた紙にサインをした上でlimited release baggageとしてチェックイン。
ハワイ到着時にはコンベヤとは別にセキサイダーごろごろで出てきた。
ハワイには自転車共々無事到着。ホテルの部屋で自転車の荷解き作業を行なう。
(た)さんのPacific-18は特に問題なく到着。
一方(あ)のBD-3は以下の”被害”に見舞われる。
ハワイ到着から大会当日までの3日間はほとんど自転車に乗らずじまい、体力温存作戦でいこうと決めた@nakは ビーチでのんびり過ごした。前日に一応Hanauma Bayまで往復40Km程を自走して”練習”した。
5:30am・・・まだ外は暗い。
Waikikiの東端に位置するKapiolani Parkに向かう。
前週のPacket Pick-upに出頭できない参加者は大会案内やゼッケンは当日にもらうことになっている。
" Please come to Kapiolani Park at 5:30 am !"
と書いたメールが一通来ただけであったので一抹の不安を感じながら暗闇の中、公園に到着すると既に人が集まっていた。
日本人も多い。
早速受付のテントに向かう。
姓のアルファベット順に受付リストが作成されているのであるが、なぜか@nakの名前がない。
わっ、申し込み失敗したか???(インターネット経由で申し込み)と焦る。
「ちなみに名前は?」
と聞くので(あ)、(た)で検索してもらうとあった。
姓名が逆に登録されていたのである。
よくあることだそうだ。おかげで(あ)と(た)さんのゼッケン番号が随分離れてしまった。
(あ)は48、(た)さんは979である。
受け取ったゼッケンを取り付けて大会案内をめくってみると6:15スタートとなっている。あと30分はある。
センチュリーラン・・・@nakにとって160Kmの走破は2週間前に参加した「笠間センチュリーラン2002」が初めてであり、
その時もヘロヘロになりながらなんとかゴールできたという二人であった。
過去に参加経験のあるまきさん、Cocoさんからは
「勝手に先にスタートしてオーケーだよ。」
と聞いていたので、早速出発してしまおうかと思案する。
しかし周りを見渡しても談笑している人、自転車をいじっている人ばかりで先にスタートをする人は見当たらない。
さてどうしたものか、と悩んでいると、
「あの・・・『サイクルスポーツ(のツアーで参加)』の方ですか?」
と日本語で声を掛けられた。
トライアストロンさん(仮名)・・・既に何回かこの大会には参加経験があり、ハワイマラソンへの参加経験もおありのアスリートな方である。
我々同様にツアーに属さず単独での日本からの参加だそうだ。
今回は御夫婦で参加、ペアルックのジャージに同じくイエローで揃えたかっこいいロードでの出走である。
↑の(あ)(た)の写真を撮って頂いたり、コース、チェックポイント、休憩ポイントの様子などといった大会の雰囲気を丁寧に教えて頂く。
「こんな感じで人がだんだん集まってきて、時間になったらあそこにあるスタート地点からいっせいにスタートですよ。」
「スタートしてしまえば好きなように走って、大会本部が撤収する前にゴールすればTシャツがもらえる、チェックポイントの通過確認もなしなので気楽に楽しめば大丈夫。」
参加経験のあるトライアストロンさんの話を聞いていると緊張感もほぐれてきた。
トライアストロンさんと話していると今回初参加というこれまた別の人にも声を掛けられ色々と話をすることができた。
彼はなんと元メッセンジャー!買ったばかりのロードでの参加だそうだ。トライアストロン夫妻と共に彼とは往路を共にすることになる。
こういう新たな出会いは嬉しい。これも旅の魅力である。
スタート予定時間も近くなってきたのでスタート地点に移動。時間どおりに全員と一緒にスタートするのも
いいなという気持ちになる。
スタートラインの先頭近くに立つ。「100マイル走者はこちら」の看板がある。
TREKのかっこいい自転車や速そうなタンデムロード、それに交じってBike Friday Pocket Rocket
も目撃。周りはかっこいい自転車、珍しい自転車ばかりに見えたが、周りからはBD-3 / Pacific-18が一番珍しく見えたようで、
視線が多く注がれていた。
"Hey ! Look at that pocket-bike !"
(フォールディング・バイクよりもポケット・バイクの方が馴染みある名称らしい??)
スタートを待っているとだんだんと周りが白んできてあっというまに明るくなってきた。 それと共にスタートラインにもだんだん人が集まってくる。
6:15を過ぎてもスタートはせず、約10分程遅れて役員とおぼしき人がスタートラインの先頭にやってくる。
このアバウトさも大会の雰囲気ということで許そう。スタート前の写真を撮った直後にスタートの合図。
出発である。
Kapiolani Parkを周回する形でDiamond Head Roadに向かう集団。
さぁ、始まった!
September,2002-Oahu,Hawaii,USA
Canon IXY Digital