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@nakにとって始めての「大会」参加は
「一周」という言葉に弱い@nakらしく、
茨城県サイクリング協会主宰の「第8回霞ヶ浦1周サイクリング大会」となった。
これは霞ヶ浦を一周する約90キロのルートを走り、途中2箇所の休憩チェックポイントを
経てスタートに戻ってくる、という大会である。
時間計測付の「一周サイクリング」、時間計測がない「一周フリーラン」、大会役員同行の「一周ツーリング」の大きく3種目が設定されていたが、
BD-ML(おのひろきさん主宰の折り畳み自転車メーリング・リスト)で一緒にのんびり走ろう、という企画に参加することにして、
「一周フリーラン」に申し込んだ。(実際は締め切りギリギリにおのさんに申し込んで頂いた。>おのさん感謝。)
フリーランとはいえ、「車検」、「ゼッケン」、「チェックポイント」、「時間制限」・・・「バナナ」(^^;)等々
初めての経験となるものばかりで不安もあったが、大勢で一緒に参加するということで心強かった。
大会当日(日曜日)のスタートが朝早いため、@nakは土浦に前泊することにした。 にちさん、こぐさん、そしてまきさんに声を掛けたところ同様に前泊することになった。 せっかくなので前の日に一緒にどこかをサイクリングしようということになり、土曜日の朝 東京・恵比寿にて待ち合わせの後、2台の車に分乗して土浦に向かった。
霞ヶ浦一周サイクリング大会当日。
6:30amに宿を出発、車で会場である霞ヶ浦総合運動公園に向かう。屋根に自転車を積んだ車を追いかけていくと公園にたどり着いた。
用意されていた臨時駐車場に車を停めて自転車の走行準備に取り掛かる。
「大会」の独特の雰囲気にちょっと身震い。
まきさん(R & M BD-1)、こぐさん(R & M BD-1W)、
にちさん(Panasonic Traincle)、@nak(あ)(Peugeot Pacific-18 Navy)、
nak(た)(Peugeot Pacific-18 Polish)。
会場に移動して受付後に車検を受ける。無事車検に合格してもらったゼッケンを自転車に付けて一段落、の風景。
車検では自転車の基本機能(ブレーキ)の他にライト・リフレクタ等安全装備のチェックが行なわれる。
実は@nakの2台はリアにLEDフラッシャーを装着していてリフレクター(反射板)
をつけていなかったのであるが、こういう場においてフラッシャーはリフレクタとみなされない可能性がある、と聞いていた。
その為、恐る恐る車検を受けた@nakであったが、今回はおとがめなく無事合格。やれやれ。
@nakはゼッケンナンバー581と585。
無事におのさんはじめBD-MLのメンバーとも合流を果たして出発準備をしていると、急に雲行きが怪しくなり、
ざーっと一雨。急遽屋根下に全車退避。
雨はすぐ止み、正式な出発である8:30amを待たずに出発することに。
雨雲は湖の南岸を沿って通ってスタート地点に到達したようで局地的にかなり雨を降らせた模様。
道はかなり濡れていたが、既に雲ひとつない晴天が広がる中、逆時計周りに走る。
約20km弱走ったところのコンビニにて最初の休憩を取るところ。休憩をとっていると正式スタート(8:30am)した
走者達の先頭集団があっという間に我々を抜き去っていく。
休憩後、第1チェックポイントを目指して走行。 水田地帯を通ると道端には蛙の亡骸が・・・90kmに21匹(こぐさん談)。 霞ヶ浦の湖畔ギリギリを走ることはあまりなかった中の貴重な「霞ヶ浦を走っているぞ〜」ショット。 日差しも強くなってきているが、この日は湿度が少なく比較的快適。
第1チェックポイントに到着。
@nakにとって始めての”チェックポイント””休憩所”体験である。
「大会に参加しているんだ」ということを意識するこの雰囲気はとてもいい。ちょっと興奮気味に
通過チェックを受け、給水・補給食を求める。
写真右:赤い旗(実はあこがれ)のトライクは今回一緒に走ったSHIGさんのもの。
話題の「休憩ポイントのバナナ」。これも初体験。80Kmで20本は無理だよ〜などと話していたら、隣でこぐさんが一言、 「これなら20本くらいいけそうだね。」
第1チェックポイントを出発して湖の東岸を快調に廻っていく・・・と思っていると、後方から突然
ぱ〜んっ!
という自転車が発するとは思えないような大爆発音。
後ろを振り返ってみるとにちさん@トレンクルが呆然と立ち尽くしている。
なんとタイヤが裂けてしまうほどの大バーストを起こしてしまったトレンクル。編隊緊急ストップである。
日陰を探して休業中の店先で皆でわいわいガヤガヤタイヤ修復。予備のチューブはあれど、タイヤまでは
さすがに持ち合わせていない・・・さてどうしたものかと思いきや、ここでおのさんの「技」を見ることになる。
まずタイヤ避けた部分の内側をガムテープの多重層で補強修復し、チューブが出てこないように応急処理。
そして新しく装着するチューブの避けたタイヤ部分に当たるところにガムテープを貼って、空気を入れたときの
その部分の膨らみを抑える。
そうすることによって、チューブがタイヤからはみ出て再パンクを起こす”脱腸”状態を防ぐのである。
素晴らしい・・・
@nakはただ見て、ただ感心するばかり。
タイヤにも無事空気が入り、なんとか走行続行状態に戻ったトレンクル。
再び走り出す一団。それまでは後方からロードやMTBに抜かれながらの走行であったが、トレンクル
修理中にほとんどの参加者に抜かれてしまったようで、後方から抜いていく自転車はもういない。
応急処理ゆえに仕方ないが、違和感を抱えた走行となったにちさん、サスペンションがないトレンクル
はちょっと辛そう。
写真右:今回参加したゆきひめさんのPeugeot。
おそらくCycle Europeが正式に取り扱う前のレアなモデル。
車体色の赤がいい感じ。
第2チェックポイントへもう少しの地点、霞ヶ浦を渡る橋上。 この橋を渡ってしばらく走ったところのコンビニで昼食をゲット、チェックポイントに向かう。
しか〜し!
第2チェックポイントまであと2kmというところでにちさんのトレンクルが再びパンク。
補強したガムテープが持ち応えられず、チューブが飛び出てきてしまった模様。
そしてこの時運悪く背後から現れたのは・・・回収車。
「単なるパンクです!修理できますっ!大丈夫ですっ!」
平静を装いつつ回収車をやり過ごして作戦会議。
まきさん、こぐさんとにちさんの3人でトレンクルの修理に取り掛かり、残りのメンバーは
チェックポイントに先に向かうことにする。
第2チェックポイントがある公園に到着。残り2,3名とのことでほとんど撤収真直の休憩ポイントで
ポカリスエット味の水(^^)、そしてバナナをもらう。
隣の公園に移動してランチタイム。
程なくして復活したにち@トレンクルと共にこぐさん、まきさんも合流。大会役員の人に 「いつまでここに居ますか?」と優しく諭されて再出発する。 最終レグ、北西部残り30Kmを2時間弱で走る必要があり、「足切り」という文字が一瞬頭をよぎる。 この最終レグは食後の昼下がりに加えて単調な直線路ということもあって、全員眠気に襲われながらの走行。 居眠り運転でおっとっとと地面とお友達になりそうになる人も。
土浦市内に戻ってくる。他の走者も見当たらない中、仲間同士で川沿いののどかなサイクリングコースを走っていると、
大会に参加していることを一瞬忘れてしまう。
ゴールまであと8Km地点のコンビニで最終休憩。残り8Kmを30分である。
ゴ〜ル!
霞ヶ浦総合運動公園のゴール地点まで戻ってくると、大勢の役員が拍手で出迎えてくれる。
嬉しい&照れくさい。
参加賞をもらった後に日陰に移動して休憩。ふーっ、各自思い思いに一日を振り返る。
June,2002-Ibaragi Japan
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