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自転車で峠を越える・・・自転車に載り始めた当初、想像もしなかった話である。
大丈夫だ、無理かも、つらい、面白い、いや苦しい・・・うそつき・・・
色んな人から「峠」について話を聞く度に一喜一憂していた@nak
であるが、なにせ未経験ゆえになかなかイメージが沸かない。
東京〜名古屋間を自転車で走ろう、という企画(「2002-03名古屋キックツアー」)立案作業の中で
せっかくなので箱根を自転車で越えたいという意見があった。
連日長距離走行の初日に箱根を越えて走るのは峠未経験の@nakにとって無謀なのでは
ないかという不安と、天下の箱根を自分の足で登ってみたいという好奇心の間で中で揺れる@nak・・・
という美談めいた状況ではなく実際は
(た):「私は登るわよ。」
(あ):「どの程度のものか、わかってるの?」
(た):「なんと言われようと登る。」
(あ):「途中でダメになったらどうするの?」
(た):「ダメにならん。」
(あ):「初日に箱根なんか登って2日目以降は走れるの?」
(た):「走るのだ!」
(あ):「・・・・(--;)」
といった雲の中のものをつかむような状態であった。
そんな中、まきさんが箱根越えの調査を兼ねて試走するという。 これは願ってもいないチャンスである。 ああだこうだと頭で悩んでいるだけではなく、とにかく一回峠というものを経験してみようと いうことになり、自分に悩む暇を与えず即座にまきさんに同行していいかどうか打診した。 まきさんからお供してもいい、とのお返事を頂き、急遽@nakの初「峠」が実現の運びとなった。
小田原〜箱根湯本〜(旧東海道)〜畑宿〜(旧東海道)〜芦ノ湖〜箱根峠〜三島
芦ノ湖で休憩を取ったあと、三島に向けて出発。芦ノ湖を右に見て箱根峠を前方に見る。
左の写真中、左下の国道1号線を写真の右半分、電柱の横にすっと伸びる白い線・・・山を登っていく
道を目指して再び登る。
写真右 :ちょうど右の写真の”白い線”の辺りで自転車整備。芦ノ湖以降は国道1号線を走る為、
大型観光バスやトラックとの併走となる。(旧箱根新道は大型車禁止)
箱根峠の頂上近くにある道の駅に到着。駐車場に停まっていたママチャリにびっくり。
箱根峠の上から芦ノ湖を望む。少し雲が掛かってきている。標高も高く肌寒い。
道の駅を出発してさらに登ると静岡県との県境に到達。ここが本当の最高地点・・・標高846mである。
箱根峠の記念碑で記念撮影。うれしさ余って@nakの特別出演!?
最高地点だけあって、ここからは高速ダウンヒルである。
さすがにダウンヒル中は写真撮影できず。時速50Km/hの下りが続く。
三島近郊の温泉に寄っていくことになり、国道1号から途中で外れる。
激坂の上り下りから一転してのんびりとした早春の田舎道を走っていく。
最初に目指した竹倉温泉にはあまり日帰り温泉できそうな箇所がなく、芦ノ湖で入った喫茶店で勧められた
畑毛温泉を目指すことに。
三島市内経由で30分ほど走ったところにある畑毛温泉はそこそこ充実。
温泉を出てJR三島駅を目指す。道のりが意外に長かったものの、無事到着し午後7時過ぎの 東海道線で帰途につく。夕食は車中で駅弁とおやつ。
@nakにとってはじめての本格的(なのだろうか?)な峠の走破。
その場として箱根を選んで良かったのかどうか、そして箱根走破が客観的にどれほどのものなのかは
この時点でこれが唯一の峠経験である@nakにはわからない。
そして@nakが今回”余裕”で登ったのか(これはないと思う)
ヘロヘロ、ギリギリの線で登ったのかどうかも客観的にはわからない。
ただ事実として標高846mまで登った事、この翌日も坂を登ったりできた事、思いのほか筋肉痛等に悩まされていないこと、
そして何よりも楽しかったこと・・・
こういう事実をもって@nakとしても一つ壁を越えたのかな、
と思う。考え甘いっ、と言われるかもしれないが、そんなの知ぃ〜らないっ。
なぜならば自分の為にペダルを漕ぐわけであって、自分が楽しければそれでいいのだから。
@nak(あ)(た)で箱根の峠を登ったぞ、どうだ!
箱根の走破にあたり@nakの突然の参加を許して頂いた上に
我々のペースにあわせて引っ張って下さり、サポートして頂いたまきさんに大感謝。
・・・・で、三回目の後悔って何処でしたんだい、(た)さん?
March,2002-Tokyo Japan
Canon Powershot G-1
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